防府市は2009年に甚大な豪雨災害に見舞われ、19名の命が奪われました。年月の経過と共に被災者の記憶も薄れ、地元で災害があったことを知らない子どもが増えていることから、故郷の災害について学ぶイベントを企画しました。パノワークスというドーム型スクリーンで災害時の映像を映し出したり、被災の今と当時を写真で比較したりと過去の災害を見える化することで防災意識を高めてもらうのが目的です。
近年、災害は甚大化、広域化する一方です。SDGsのスローガン「誰ひとり取り残さない」という取り組みは、長引く避難生活に備えて多様な人々に配慮できるよう地域で考えていかなくてはいけません。地域住民の理解や協力のもと多くの専門家や企業、団体とも連携をしながら新たなアイデアや支店を見つめて進めていくことで、小さな声に寄り添い、誰もが安心して避難できるしくみづくりを考えます。